ロサンゼルスにやって来たエンデバーを見に行く - Photomission R

ロサンゼルスにやって来たエンデバーを見に行く

2012年12月 8日 | 航空機
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ロサンゼルスにやって来たエンデバーを見に行く

2011年に惜しまれながらも終了となったNASAのスペースシャトルミッション。その後、退役した3機のオービタはそれぞれ博物館やNASA関連施設で保存される事になりました。そのうちの一つ、日本人に最も縁があると思われるオービタの「エンデバー」がロサンゼルスにあるカリフォルニア科学センターで2012年10月末より公開を開始したという事で、早速拝みにいくことにしました。

エンデバーの公開は2012年10月31日に開始となりましたが、この博物館にやって来るまでにも、スペースシャトルキャリアーのB747に載せられてサンフランシスコやロサンゼルスの名所をローパスしたり、着いてからはロサンゼルスの住宅街を大勢の観衆が見守る中陸送されるなど、多くのドラマを生み出しました。

なお、スペースシャトルの展示館への入場は時間区切りのチケットが必要となります。チケットはカリフォルニア科学センターのページからクレカで購入出来ます。

Metro Expo Line USC/Expo Park Station

カリフォルニア科学センターは南カリフォルニア大学に隣接したエクスポジションパーク内にあり、ロスメトロ「エキスポライン」の「USC/Expo Park」駅が隣接しています。

IMG_7814 Exposition Park

南カリフォルニア大学とエクスポジッションパークのバラ園。大学生の憩いの場となっているようで、とても雰囲気はいい感じです。

A-12 Blackbird United DC-8

野外に展示されていたブラックバードとユナイテッドのDC-8。ブラックバードはシアトルの機体と違って複座型でした。野外ですが状態はよさそうです。

F-20 Tigershark

屋内にはノースロップF-20「タイガーシャーク」とT-38「タロン」が吊り下げられていました。F-20はF-5タイガーの後継として開発したものの輸出許可が下りずに試作機3機のみで製造を終えてしまった機体です。さらに試作機3機のうち2機がデモフライト中に失われたため、この機体が現存する最後の機体となります。

Apollo-Soyuz Command Module

1975年に行われた米ソ共同ミッションの「アポロソユーズ」テスト計画で利用された司令船。アポロとソユーズが宇宙空間でドッキングシステムをテストしたこのミッションは、アポロ最後の飛行でもありました。

指定された見学時間になったので、スペースシャトル見学の入り口へ。ネットで予約した際に送られて来たeチケットを印刷したものを見せて展示室に入場します。この日は小学生と思われる団体で館内は満員でした。

Space Shuttle Landing gear Space Shuttle Toilet Space Shuttle Control Center

まずはスペースシャトルに関連する展示物を並べたコーナーへ。ランディングギアやトイレ、管制室などが展示されています。ランディングギアはミシュラン製でした。
その他、エンデバーが行った各ミッションの解説や、ロサンゼルス空港からの陸送の様子を映したドキュメンタリー映像「Mission26:The Big Endeavor」を一通り鑑賞。

展示物を見た後はいよいよ機体が保管されている建物へ入場。スペースシャトルと対面です!

Space Shuttle Endeavour

スペースシャトルオービタOV-105「エンデバー」です。1992年から昨年まで、25回のミッションをこなしてきた機体がです。

Space Shuttle Endeavour

日本人にとって、この機体でもっとも印象に残っているミッションは1992年のSTS-47かと思います。「スペースラブ-J」と名付けられたこのミッションでは、日本人初の宇宙飛行士となった毛利氏が実験室モジュール「スペースラブ」の中で各種材料実験や生命科学実験を行いましたが、スペースシャトルの中から生中継で日本の子供向けに「宇宙授業」を行ったことが話題になりました。当時小学生だった私もこの様子をNHKで見ており、宇宙空間へ興味を持ったと同時にスペースシャトルに憧れを抱いたものでしたが、今その舞台となった機体が目の前にあるのですから感動せざるをえません。

Space Shuttle Endeavour

このカリフォルニア科学センターの展示レイアウトはかなりユニークで、何と機体の下に潜り込む事が可能でした。大量の耐熱タイルで覆われており、その一つ一つにシリアル番号らしきものが振られ、徹底管理されていた様子を伺わせます。

Space Shuttle Endeavour

機体後部に付いた3機のメインエンジンと、軌道に乗った後に使用する軌道操縦システムのロケット。打ち上げの際は必ずメインエンジンへの点火シーンが中継で流れていました。

Space Shuttle Endeavour Space Shuttle Endeavour

コックピットとノーズに付いた姿勢制御のためのRCSスラスタ。

SPACELAB

実験室モジュールの「スペースハブ」。このモジュールを貨物室に積んで、機内での実験を行っていました。
近年、宇宙での実験は国際宇宙ステーションにその役目を譲り、末期のミッションは国際宇宙ステーションに関わる補給や組み立てといった作業が中心でした。

1992年に初の日米共同宇宙実験ミッションを行い日本の宇宙開発史に名を残したこの機体ですが、2008年〜2009年にもSTS-123と127の2回のミッションで、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟の組み立てに携わっており、JAXAからは土井氏や若田氏が関わっています。
このように日本と関わりの深い機体が、他の保存機よりも日本から一番近いであろうロサンゼルスに保存されているのは、何かの縁かもしれません(笑)
日本の宇宙開発に多大な貢献をした機体と対面出来て、本当に嬉しく思います。

そんなことを考えなから、結局のところ1時間以上見入っていました。ロス近郊のマニアックな博物館は中々足が確保しにくい場所にある場合が多いですが、カリフォルニア科学センターはダウンタウンからもメトロで行けるお気軽スポットなので、航空宇宙好きならば是非とも一度は訪れてほしいスポットです。

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