イギリス国立鉄道博物館で鉄道史に残る名車に出会う - Photomission R

イギリス国立鉄道博物館で鉄道史に残る名車に出会う

2013年9月14日 | 鉄道
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イギリス国立鉄道博物館で鉄道史に残る名車に出会う

イギリス鉄活動の3日目は、鉄道ファンならば絶対に外すことが出来ない聖地、ヨークの鉄道博物館です。
鉄道の展示施設としては世界最大級の規模を誇るこの博物館には、世界の鉄道史に名を残す名車が所狭しと並べられていました。

鉄道博物館はバスターミナル等があるヨーク駅のメインエントランスとは反対側に位置しており、徒歩5分〜10分くらいで到着します。

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まずは駅をイメージした展示エリアの「ステーション・ホール」エリアへ。ここにはイギリス王室で使われていたロイヤル・トレインの客車が保存されています。

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アデレード女王とビクトリア女王が乗車した御料客車が並べて展示されていました。こういった王室の客車もかなりオープンに展示されているのは、日本の皇室とは違う所です。

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エリザベス女王の御料車。ちょうど第二次世界大戦のヨーロッパ戦線時に就役したため、爆撃からも耐えられる仕様になっています。それゆえ先代の車両より華やかさはなくなっています。

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ロイヤルトレインの牽引機仕様にされた蒸気機関車「グラッドストーン号」。本来はロンドン〜ブライトン間の急行として利用されてました。HMには豪華なレリーフが施されています。

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イングランド南部を走っていたロンドン・アンド・サウスウェスタン鉄道のタンク型機関車M7型245号機。

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ロンドン・ミッドランド・アンド・スコティッシュ鉄道のクラブ型蒸気機関車2700号機。

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イギリス国鉄のClass87電気機関車。1980年代後半まで主力として、電化区間の長距離列車の牽引などで活躍していました。

その後はメインの展示ホールの「グレート・ホール」へ。転車台を中心に、蒸気機関車を初めとする車両が並んでいます。JR東日本の鉄道博物館はこのホールの構造を参考にしたようですが、広さはこちらの方が断然広いです。

新幹線0系

このホールの目玉展示の一つ、日本国有鉄道0系新幹線。この0系は最後まで残っていた原型大窓車で、往年はJR西日本の博多総合車両所に所属して4両編成で山陽新幹線のこだま運用に入っていました。

新幹線0系

イギリスであることを忘れさせる「国鉄臭」漂う車内。3-2配列の座席はリニューアルされており、リクライニングがついています。なお、このQ2編成の片割れは四国鉄道文化館にカットボディーで保存されています。

LNER A4 Steam Engine

蒸気機関車の世界最速記録を打ち立てたA4型蒸気機関車4468号機「マラード」。風洞を使って設計された美しい流線型ボディを持つこの機関車は、1938年7月に時速202.58kmをマークしています。

1938年の最高速度樹立の偉業から75周年記念ということで、「Mallard75」というイベントが開催されていました。その一環で、各地からA4型が集められていました。

A4 Dominion of Canada

A4型4489号機の「ドミニオン・オブ・カナダ」号。1966年にカナダのケベック州にあるカナダ鉄道博物館へ譲渡されましたが、今回のマラード75周年を記念して里帰りを果たしました。

A4 DWIGHT D.EISENHOWER

A4型4496号機の「ドワイト・D・アイゼンハワー」号。こちらはアメリカのウィスコンシン州にある国立鉄道博物館に譲渡されていましたが、同じく今回大西洋を渡って帰ってきました。

LNER A4 Steam Engine

3両のA4型の並び。3カ国に散らばっていたA4が再び鉄道の聖地で一時の再開を果たしました!

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イギリス国鉄が最後に製造した蒸気機関車の9F型蒸気機関車92220号機「イブニングスター」。1960年に製造されたものの、1965年には無煙化によって廃車となり、現役時代はわずか5年という短さでした。

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ロンドンからイングランド南部を結ぶサザン鉄道で使われていた4-SUB電車です。通勤需要が高かったサザン鉄道は、1915年に第三軌条集電による電化を行い、電車による通勤輸送のさきがけとなりました。

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世界初の旅客鉄道となった「リバプール・アンド・マンチェスター鉄道」の蒸気機関車「ロケット号」。機関車はレプリカです。

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サザン鉄道のQ1型蒸気機関車。戦時体制下にて作られた蒸気機関車のため、装飾などは全て省かれ、外観はとても簡素な作りになっています。

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ロンドン・アンド・ノースイースタン鉄道(LNER)のV2型蒸気機関車「グリーン・アロー」。設計者はA4型と同じナイジェル・グレスリー卿です。

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ユーロトンネルを作った際に使われた工事用車両とユーロスターのモックアップ。イギリスとフランスをドーバー海峡にトンネルを掘って結ぶというこのプロジェクトによって、イギリスの鉄道はヨーロッパ全域とつながることになりました。

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現在は廃線とされたマンチェスター〜シェフィールド間のウッドヘッド線で運用されていたClass 76型電気機関車。

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車両の復元などを行う職場の「Works」も見学可能です。この日は蒸気機関車2両とDL2両が作業中でした。

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館内からはヨーク駅に進入する列車も見られます。この時はClass 91系牽引の列車が目の前を通っていきました。

日本国内では考えられないほどの多くの車両が保存されているイギリス国立鉄道博物館ですが、実はこれ以外にもヨークより北部にあるシルドンに別館が有り、その中にも貴重な車両が多数保管されています。本館と別館の展示車両はかなり頻繁に入替えが行われているようで、ネットで予め調べておいた数年前の旅行記と今回とでは展示されている車両も展示位置もほとんど違うという状態でした。基本的にこの博物館では全ての展示エリアのレールは本線と繋がっており、入れ替えもとても容易な構造です。
新たな展示車両が増えるだけで大騒ぎする日本の鉄道博物館と違い、このイギリスの鉄道博物館は常に同じ状態であることは無い、と思ったほうがいいでしょう。多分、渡英する機会がある度に訪れることになると思います。

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