日本製高速列車「ジャベリン」に乗車する - Photomission R

日本製高速列車「ジャベリン」に乗車する

2013年10月 6日 | 鉄道
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日本製高速列車「ジャベリン」に乗車する

今回の英国遠征最後の行程は、日本の鉄道ファンの間でも話題になっていた日立製の高速鉄道用車両Class395系「ジャベリン」への乗車です。
イギリス国内でも評判が高いと言われている下松生まれの車両をしっかりと堪能して来ました!

Class395系は、セントパンクラス国際駅からアシュフォードまでを「HS1」と呼ばれる海峡トンネル連絡用高速新線を時速225kmで走り、そこから先は在来線を使ってイングランド南部に位置するケント州のドーバー・プライオリーやカンタベリー・ウェスト方面までを結びます。
2009年に日立の笠戸工場で全29編成が製造され、2012年にはオリンピック輸送用にエブスフリート国際駅〜セントパンクラス国際駅でシャトル列車「オリンピックジャベリン」として活躍しました。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

セントパンクラス国際駅に停車中のClass395系。この11〜13番線は高速列車専用のホームになっています。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

今回乗車する列車は6連x2の12連という長大編成でした。運行はイングランド南部の鉄道運行権を持つ「サウスイースタン鉄道」です。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

Class395系の台車には、第三軌条集電のコレクトシューが装備されています。HS1では交流2,5000Vでパンタグラフ集電を行い、降りた在来線区間では直流750Vで第三軌条集電を行います。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

乗車した夕方の時間帯だと、列車はかなりの頻度で発着しているようです。早速乗り込むと、ラッシュアワーということもあり車内はほぼ満席。このClass395系はファーストクラスなしのオールモノクラス編成となっています。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

座席集団見合い式に固定されており、リクライニングはありません。気になる座席の座り心地ですが...悪い意味で日立A-Trainそのものでした(笑)
一番近いものを挙げるとしたら、間違いなく東武50000系列の初期車でしょう。なお、日立では今後導入するヨーロッパ向け車両はイギリスでノックダウン生産するとのことなので、ぜひとも座席は現地の業者で作っていただきたい所です。

列車はセントパンクラス国際駅を出ると程なく長めのトンネルへ。ここでテムズ川を超えて、オリンピック公園のあるストラトフォード国際駅へと到着します。
その後は高速新線HS1をひた走り、一気にアシュフォード国際駅へ。なお、HS1では途中駅が本線上には存在せず、分岐させて高架の下に一度降ろす形を取っているため、気付かないうちにエブスフリート国際駅を通過していました。

列車の速度は225km/hということで、ちょうど日本における0系や200系と同じような速度となっています。
特に変な揺れもなく、乗り心地は新幹線同様に良かったですが、途中に列車制御装置による減速の際の衝撃が若干強く感じました。なお、このHS1はユーロスターに合わせて作られた路線のため、保安装置はTVM-430が使用されているようです。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin Southeastern Hitachi Class395 Javelin

アシュフォード国際駅へ到着したClass395系。ここで列車は6両に分割され、別な方面へと向かいます。連結器はつばさやこまちなどの新幹線を彷彿とさせる自動カプラーカバー付きです。
駅のホームからは本線高架を轟音を立てて通過していくユーロスターの他、サウスイースタン鉄道の近郊型車両の姿も見られました。

IMG_1286 IMG_1287

通勤輸送を意識されているClass 375系とClass 376系。ボンバルディア製で、愛称は共にエレクトロスターです。

Southeastern Hitachi Class395 Javelin

帰りもジャベリンでセントパンクラスまでHS1を使ってトンボ帰りです。金曜日ということもあってか逆方向でも席が埋まる程度には混んでいました。
セントパンクラスでは、このサウスイースタン鉄道のホームの隣が国際列車のユーロスター用になっています。
ユーロスターは乗車前に出国審査などの手続きがあるため、乗らない場合はホームへ立ち入ることさえ出来ません。また、ユーロスターとサウスイースタン鉄道のホームの間には、セキュリティのためかワイヤーが張られていました。

Eurostar Class373

サウスイースタン鉄道側の先端から撮影したユーロスター。一応機関車だけはワイヤーをクリアさせる事が出来ました。

St.Pancras International Station

セントパンクラスのユーロスターホームは実にヨーロッパらしい巨大なドーム天井となっていました。いずれはこのユーロスターでイギリス入国をしてみたいものです。次回はパリ経由でロンドン入りがいいかもしれません。

St.Pancras International Station

最後にセントパンクラス駅の駅舎を撮影。開業は1868年、つまり日本の明治維新と同じ頃の建物が今なお現役ということになります。
まるで宮殿か大聖堂のような風格のあるこの建物が、イギリスの陸路での玄関口を担っています。
明日は朝早いBAの羽田便での帰国なため、セントパンクラスで土産を購入してヒースロー空港付近のホテルへと向かいました。セントパンクラス駅は国際駅ということもあり、お土産屋さんもユーロスターが発着する夜遅くまで開いていたのは有難いところです。

さて、これにてRIATから続いてきた1週間の英国遠征の全日程が終了しました。昨年11月の米国と立て続けの海外遠征となりましたが、英国は治安面では全く不安がなく、英語さえ軽く読めれば大体の場所に公共交通機関で移動できるのが嬉しい限りです。

次に行けるのはいつになるか分かりませんが、鉄道ファンとしても飛行機ファンとしても、そして今回は日程に入れられませんでしたがモタスポファンとしてもこの国で見るべきものはまだまだ無数に存在していると感じています。イギリスは私のような乗り物好きにとって、本当に夢の国という表現が似合う国だったと思います。今はただ再訪できる日を心待ちにしています。

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