昨年の夏に東上線から姿を消した最後の原型顔の8111F。それから約1年、本線に転属して東武博物館所属となった同車は懐かしいカラーを纏って再び我が地元の東武スカイツリーラインでその姿を見せてくれました。
昨年7月に東上線の定期運用を離脱して定期列車からは見納めとなった東武8000系の原型顔車8111Fですが、その後は11月頃まで東上線森林公園検車区に留置後、12月に南栗橋へ回送されて春頃から南栗橋検修区春日部支所で塗装などの復元作業を行なっていたようです。
さらに、所属は「東武博物館」となり、完全に動態保存車としての扱いとなっています。
今回の復活記念イベント列車は8/29から9/2まで運転されており、8000系乗車の他にスカイツリー入場券などがパックになったツアーとして販売されていたようです。
この日は連日仕事が忙しくて疲れが取れず、二度寝した結果午後からの出撃となってしまいました。9/1と9/2のみ、業平橋留置線〜浅草間で撮影列車として二往復するということで、とりあえず浅草に停車中の姿を狙いに行きます。
このカラーを見たのは2004年の東上線で行われた復活塗装イベント以来なので、約8年越しの再会となりました。やって来た際のHMは、昨年東上線を引退する際につけていた「ありがとう8111F」のHM。HMのデザイン自体は嫌いじゃないのですが、せっかくの復活記念列車に引退HMをつけるという突っ込みどころ満載な所がいかにも東武です(笑)
復活したマーカーランプと車番。車番はさすがに切り抜き文字ではなく塗装となっていましたが、かつての雰囲気は出ています。マーカーランプにはまだ電球は入っていないようなので、今後に期待しておきましょう。
浅草駅で撮影後は折り返しの列車を撮影するためにロケハン。車窓から源森橋を見たら何重にも人垣が出来ていたので早速断念。いつも撮ってる北千住のカーブは狭いにもかかわらず脚立を持った人々に占領されており、全く入れる余地なし。この時点での天候は薄曇り=逆光気にしなくてOKということなので、手軽に取れる鐘ヶ淵〜堀切の築堤上で落ち着きました。
まるで模型のように綺麗な塗装で再デビューを果たした8111F。一応嫁が東武博物館友の会に入っていたりするので、今度はツアーにぜひとも参加できれば...と思っています。