8月末に定期クルーズに出ていた空母ジョージ・ワシントンが横須賀港へ帰港し、それと同時に艦載機も厚木基地へ戻って来ました。
それに合わせて、震災の影響で中止になった「さくら祭り」に変わる基地公開イベントが9月10日に行われたので、三沢の日焼けが未だに残る中行ってきました。
本来、厚木基地では4月頃の「さくら祭り」の中で航空機展示が行われているのですが、今年はまさにOperation Tomodachi中だったので中止になってしまいました。今回のイベントはその代替だと思われます。
今回の厚木は9.11から10周年ということでセキュリティがとても厳しく、本籍が記載された身分証明書が必須となっており、持っていない場合は「お帰りください」としきりにアナウンスされていました。
パスポートを持っていたので問題なく入場しましたが、アメリカは常にテロと戦っていることを実感せざるを得ませんでした。
正門から入場してしばらく歩くと、海軍型のF-4がROYAL MACESカラーで置かれていました。エプロンエリアまではかなり歩きますが、至る所に保存機が置かれており、楽しめます。
エプロンエリアには米海軍機と海自の機体が展示されていました。米海軍の方はCVW5に所属するF/A-18EのCAG機が一同に会する数少ないイベントです。
VFA-102 DiamondbacksのCAG機。ここの機体の周りは常に人だかりが出来ていました。
VFA-27 Royal MacesのCAG機。給油リグを出して展示されていました。
VFA-192 Golden DragonsのCAG機。
VFA-195 DAMBUSTERSのCAG機。先週の三沢にも地上展示されていた機体です。かつては白頭鷲が尾翼をはみ出して描かれているなど派手な機体でしたが、F/A-18Eになってからだいぶ落ち着いてしまいました。
VAQ-136 GauntletsのEA-6B。まもなく本土に帰ってF/A-18Gへの置き換えが行われるようです。
休日なので戦闘機のフライトはありませんでしたが、定期便や哨戒機の発着はありました。海自のP-3Cと米海軍のC-9Bが目の前をタキシングして行きます。
展示エリア外にもF/A-18Eが駐機されていました。が、その中になんとDiamondbacksのCAG機#102の姿も!
エプロン付近の広場に保存されているF-14 Tomcat。某映画で一躍有名になった機体ですが、現在日本で見られるのはこの保存機のみです。機密漏洩防止のために、エンジンが外されていたりコックピットが塗り潰されています。
基本的に厚木基地のイベントはロープが貼られる事もなく自由に戦闘機に近寄って触れます。パイロットの皆さんもコックピットに乗り込んで気軽にサービスカットに応じてくれます。
自由な雰囲気を楽しんだり、細部を観察する分にはうってつけのイベントです!
ただし、純粋に機体の写真撮りたい場合は人や屋台が写り込んでしまって苦労するかもしれません。